「レグルス構文」という言葉を聞いたことはありますか?
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するキャラクター、レグルス・コルニアスの特徴的な話し方から生まれた言葉です。
「あのさ」や「ねえ」といった言葉を使いながら、自分の権利を主張して長々と話すのが特徴です。
この記事では、レグルス構文の元ネタや特徴、実際の使用例を紹介します。
SNSでよく見かけるこの表現の面白さや、パロディとしての使い方がよく分かるはずです。
アニメファンはもちろん、インターネットスラングに興味がある方にもおすすめの内容となっています。
「レグルス構文」の元ネタとは?
レグルス構文の元ネタは、アニメ・小説『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場するキャラクター、レグルス・コルニアスの特徴的な話し方です。
レグルス・コルニアスは魔女教大罪司教の「強欲」担当で、以下のような特徴的な話し方をします。
- 自分の意見や主張を長々と述べる
- 「僕」という一人称を多用する
- 「あのさ」「ねえ」などの間投詞をよく使う
- 自分の権利を主張し、それを侵害されたと主張する
例えば、レグルスは次のように話します。
「あのさ、僕の権利を侵害するってことだ。僕の僕に許されたちっぽけな僕という自我を、私財を、僕から奪おうってことだ。
──それは、いかに無欲な僕でも許せないなぁ。」
この独特の話し方が「レグルス構文」と呼ばれ、インターネット上でパロディやミーム化されています。
レグルス構文は、相手の行動や発言を自分の権利の侵害だと主張し、長々と自己正当化する文体を指します。
なお、「あのさぁ」という言葉遣いだけを取り上げると、これは元々インターネットスラングとして広く使われていたものであり、必ずしもレグルスが元ネタというわけではありません。
レグルス構文の特徴は、むしろ全体的な話し方のパターンにあります。
レグルス構文の具体的な使い方
レグルス構文の具体的な使い方は以下の通りです。
- 「あのさ」「ねえ」などの間投詞で始める
- 「僕」という一人称を多用する
- 自分の「権利」を強調し、それが侵害されていると主張する
- 長々と自己中心的な論理を展開する
- 自分を弱者や被害者として描写する
- 相手の行動を非難し、自分の主張を正当化する
- 「許せない」などの強い否定で締めくくる
レグルス構文の例文
アニメ好き
僕は無欲で、ただアニメを楽しみたいだけなんだ。だからこそ、僕に残された唯一の癒しであるアニメを大切にしているんだよ。それを批判する君の行為は、僕にとってはとても理不尽なことなんだ。ねえ、わかるかな?僕がどれだけアニメに救われて、どれだけ生きる力をもらってきたか。それなのに、君はそんな僕の心の支えを踏みにじろうとしている。これは僕の趣味を守るための正当な主張なんだ。僕のようなオタクでも、好きなものを好きだと言える権利はあるはずだよね?それとも、君はマイノリティの声を無視するつもりなのかい?
──それは、いかに寛容な僕でも許せないなぁ。
音楽好き
あのさ、君が僕の前で大声で音楽を聴くのは、僕の権利を侵害するってことだよね。僕の僕に許された、ちっぽけな僕という自我を、静寂を、僕から奪おうってことだ。僕はね、静かな環境で過ごしたいだけなんだ。ただ平和に、穏やかに生活していきたいだけなんだよ。それなのに、君は僕の希望を無視して、僕の生活の質そのものを低下させようとしている。
僕は無欲で、ただ静かに暮らしたいだけなんだ。だからこそ、僕に残された唯一の贅沢である「静けさ」を大切にしているんだ。それを破壊しようとする君の行為は、僕にとってはとても理不尽なことなんだよ。
ねえ、わかるかな?僕がどれだけ我慢して、どれだけ譲歩してきたか。それなのに、君はそんな僕の努力を音楽で攪乱しようとしている。
これは僕の平穏を守るための正当な主張なんだ。僕のような静かな人間でも、静寂を求める権利はあるはずだよね?それとも、君は少数派の声を無視するつもりなのかい?
──それは、いかに寛容な僕でも許せないなぁ。
まとめ
「レグルス構文」についての興味深い内容を見てきましたね。
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」から生まれたこのネットスラングについて、おさらいしていきましょう。
- 元ネタ:
- レグルス・コルニアス(魔女教大罪司教)の特徴的な話し方
- 「あのさ」「ねえ」などの言葉を多用
- 特徴:
- 「僕」という一人称を繰り返し使用
- 自分の権利を主張する長い独白
- 被害者意識の強い自己主張
- 使い方:
- SNSでのパロディ表現として
- アニメや音楽など、様々な場面で活用可能
このネット構文は、自分の主張を面白おかしく表現できる独特の言い回しとして、SNSで親しまれています。
みなさんも機会があれば、使ってみてはいかがでしょうか。