SNSで大流行している「なぁぜなぁぜ」って気になりませんか?
TikTokで7億回以上も再生されているこの言葉、実は元ネタがあり、そこから思わぬ形で広がっていった面白い歴史があるんです。
マイクを片手に首をかしげながら疑問をぶつける、この独特な表現方法。なぜこんなに人気が出たのか、誰が始めたのか、どんな使い方をすればいいのか…気になりますよね。
この記事では、「なぁぜなぁぜ」の元ネタから使い方まで、すべてわかりやすく解説していきます。
Z世代を中心に広がった新しいコミュニケーション方法の魅力に迫ってみましょう。
「なぁぜなぁぜ」の元ネタ
「なぁぜなぁぜ」の元ネタは、女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の楽曲『ハピチョコ』です。この曲は2023年2月にリリースされ、バレンタインデーをテーマにしています。
楽曲の中に「ねえ呼び出しなんてなになに?」という歌詞があり、これを担当するメンバーの櫻井優衣が愛嬌たっぷりに歌う姿が注目されました。
この「なになに」というフレーズをアレンジして「なぁぜなぁぜ」として広めたのは、六本木のラウンジ「FABRIC LOUNGE ROPPONGI 7」に勤務する桃園ありささんです。
彼女は2023年3月21日に、「どハマり中櫻井優衣様の【なぁになぁにゲーム】」というタイトルでTikTokに動画を投稿しました。
この動画で桃園ありささんは、「私が1番って言ってたのに指名変えしてるのになぁぜなぁぜ?」というフレーズを使用し、これが大きな反響を呼びました。
「なぁぜなぁぜ」のブームが始まったのはいつ?
「なぁぜなぁぜ」のブームは2023年3月に始まりました。
先ほど紹介した「どハマり中櫻井優衣様の【なぁになぁにゲーム】」というタイトルでTikTokに動画を投稿したことがきっかけで、マイクを片手に「なぁぜなぁぜ?」と不満や疑問をぶつける形式が、TikTokを中心に一気にブームとなりました。
その後、「なぁぜなぁぜ」は急速に広まり、2023年12月14日に開催された『TikTok Awards Japan 2023』では、『TikTokトレンド大賞2023』のハッシュタグ部門で受賞するまでになりました。
この時点で、TikTokの「なぁぜなぁぜ」の総視聴数は7億回を超えていたことが報告されています。
「なぁぜなぁぜ」の特徴と使い方
「なぁぜなぁぜ」は2023年にTikTokで爆発的に流行した表現で、日常の疑問や不満を「うざカワイイ(ウザいけど可愛い)」スタイルで発信する特徴があります。
主にZ世代を中心に広がり、新しいコミュニケーション形式として社会現象となりました。
- 「うざカワイイ」の融合:疑問や不満を皮肉やユーモアを交えて表現し、「可愛さ」と「ウザさ」のバランスが特徴
- ジェスチャーと演出:マイクを片手に持ち、首をかしげながら発言するのが定番
- 短くリズミカルな構成:動画は15秒前後に収まり、簡潔に疑問を投げかける形式が主流
- 共感性の高いテーマ:恋愛・美容・SNSの悩みなど若者の日常的な課題を扱う
- 皮肉と自己肯定:「頑張っているのに結果が出ない」といったジレンマをポジティブに変換
使い方の具体例
基本の型:「(状況説明)+なの、なぁぜなぁぜ?」
実用例:
- 「友達は彼氏ができるのに私だけできないの、なぁぜなぁぜ?」
- 「前髪が整った日に限って好きな人が気づかないの、なぁぜなぁぜ?」
- 「TikTokで頑張ってるのにフォロワーが増えないの、なぁぜなぁぜ?」
「なぁぜなぁぜ」を使った有名人の動画は?
「なぁぜなぁぜ」を使った有名人の動画には、以下のような例があります:
- GACKT:GACKTはアイドル業界のコンプライアンス事情について「なぁぜなぁぜ」形式で語る動画を投稿
- 北野日奈子:元乃木坂46のメンバーで「ひなこちゃんねる」というタイトルで公開
- 日比野(ラフ×ラフ):アイドルグループ「ラフ×ラフ」のメンバーとして、アイドルならではの疑問や不満を表現
これらの有名人による「なぁぜなぁぜ」動画は、それぞれの立場や経験を反映した内容となっており、視聴者の興味を引いています。
「なぁぜなぁぜ」というフォーマットが、有名人たちにとっても自身の思いや疑問を表現する新しい方法として活用されていることがわかります。
まとめ
2023年に大ブレイクした「なぁぜなぁぜ」について、振り返っていきましょう。
- 元ネタと広がり:
- FRUITS ZIPPERの『ハピチョコ』がきっかけ
- 桃園ありささんのTikTok投稿で大流行
- 総視聴回数7億回を突破する人気に
- 特徴:
- マイクを片手に首をかしげる演出
- 「うざカワイイ」スタイルが魅力
- Z世代を中心に広がった新しい表現方法
このSNSトレンドは、日常の疑問や不満を可愛らしく表現する新しいコミュニケーション手段として定着しました。
GACKTさんや元乃木坂46の北野日奈子さんなど、有名人も続々と参加する社会現象となっています。
SNSで使う際は場面や頻度に気をつけながら、楽しく活用してみてはいかがでしょうか。