「どしたん、話聞こうか?」というフレーズ、SNSなどで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
一見すると親しみやすいこの言葉、実はある意外な背景とユニークな元ネタから生まれたものなんです。
登場したのは数年前ですが、今でもネット上で幅広く使われており、その使われ方にはちょっとした皮肉や風刺が込められているとか。
この記事では、このフレーズの誕生秘話や元ネタとなった作品、さらにはどんな場面で使われているのかをわかりやすく解説しています。
普段何気なく目にしている言葉の裏側に隠されたストーリーを知ると、きっともっと楽しめるはずですよ!
「どしたん、話聞こうか」の元ネタとは?
「どしたん、話聞こうか?」とは、2017年頃からSNSを中心に広まったネットスラングで、男性が女性に対して寄り添うような態度を見せながら、実際には下心を持って接近しようとする様子を揶揄した表現です。
このフレーズは特にTwitter(現在のX)で話題となり、男性が女性の悩みに共感するふりをしつつ、自分に好意を持たせようとする行動を皮肉ったものです。
元ネタとしては、2017年頃にTwitterで投稿されたイラストが起源とされています。
このイラストでは、全身が男性器の形をしたキャラクターが「どしたん?話聞こうか?」と話しかける姿が描かれており、そのシュールさと風刺的な内容から注目されました。
このキャラクターは「どしはな君」とも呼ばれています。
また、このフレーズは「彼氏が悪い!」などの言葉とセットで使われることも多く、女性の悩みに便乗して自分を好意的に見せようとする男性の行動を象徴的に表しています。
派生として、「どしたん話聞こうか」の女性バージョンや、動物や非生物を用いたパロディ画像も登場し、多様な文脈で使われています。
このネットミームは、単なるジョークとして楽しむだけでなく、男女間のコミュニケーションや下心に対する風刺としても広く受け入れられています。
ただし、その背景には極端な皮肉が含まれるため、使用には注意が必要です。
作者は?
「どしたん?話聞こうか?」の元となるイラストの作者は、Twitter(現X)のユーザー「ギコリン(@downshowbread)」である可能性が高いとされています。
このアカウントは2017年頃に該当するイラストを投稿したと言われていますが、現在ではアカウントが削除または凍結されており、詳細な情報を確認することはできません。
このイラストは、男性が女性に優しく接するふりをしながら実際には下心を持っている様子を風刺的に描いたものです。
その独特なデザインとテーマがSNS上で話題となり、ネットミームとして広まりました。
どのように使われる?
「どしたん?話聞こうか?」は、主にSNS上で特定のシチュエーションで使われるネットスラングです。
その使用される場面や文脈は以下の通りです。
SNSでの悩み投稿や感情的な発言への反応
女性が「最近疲れた」「仕事がうまくいかない」などの悩みや感情的な投稿をした際、男性フォロワーが「どしたん?話聞こうか?」と返信するケースが典型的です。
このフレーズは、表向きは親切心を装いながら、実際には下心を持って接近しようとする行動を皮肉ったものです。
自撮り写真や構ってほしい投稿への反応
自撮り写真や「寂しい」といった構ってほしい投稿に対して、男性が優しく寄り添うようなコメントをする際にも使われます。
特に、コスプレイヤーや女性配信者など、多くの男性フォロワーを持つ女性の投稿で見られる傾向があります。
友人間での軽いジョークとして
最近では、男女間だけでなく、友人同士でもこのフレーズがジョークとして使われることがあります。
落ち込んでいる相手に対して軽く気遣うニュアンスで用いられることもあります。
このフレーズは、下心を揶揄する意図が強い一方で、文脈によっては単なる気遣いや冗談として使われることもあります。
ただし、その背景にある皮肉を理解していないと誤解を招く可能性もあるため、使用には注意が必要です。
まとめ
「どしたん、話聞こうか?」は、2017年頃からSNSを中心に広まったネットスラングで、男性が女性に寄り添うふりをしながら実際には下心を持って接近する様子を風刺的に表現したものです。
最後に今回の記事のポイントを振り返りましょう。
- 元ネタ:
- 2017年頃にTwitterで投稿されたイラストが起源。
- 全身が男性器の形をしたキャラクター「どしはな君」が「どしたん?話聞こうか?」と話しかける姿が描かれている。
- 作者は「ギコリン(@downshowbread)」とされるが、アカウントは削除済み。
- 意味と使われ方:
- 女性の悩みに共感するふりをして接近する男性の行動を皮肉った表現。
- SNS上で悩み投稿や自撮り写真への反応としてよく使われる。
- 友人間での軽いジョークとしても利用される。
- 特徴:
- 男女間のコミュニケーションや下心への風刺として広く認識されている。
- 派生として女性バージョンやパロディ画像も登場。
このフレーズは、単なるジョークとして楽しむだけでなく、社会的な風刺としても注目されています。
ただし、使用する際は文脈や相手への配慮が必要です。