「微レ存」という言葉、聞いたことはありますか?
ネットスラングとしてSNSや日常会話でも使われるこの表現、実は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥の言葉なんです。
元々は「微粒子レベルで存在している」というフレーズが略されたもので、「可能性が限りなく低いがゼロではない」状況を指します。
そのユニークな響きから、特に若年層を中心に広まりました。
この記事では、「微レ存」の元ネタや読み方の違い、さらには日常での使い方や注意点まで詳しく解説しています。
意味や由来を知ると、より楽しく使えるかもしれませんよ!
ぜひチェックしてみてくださいね。
微レ存の元ネタとは?
「微レ存」の元ネタは、主に2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の電子掲示板で発生したネットスラングです。
具体的な由来は以下の通りです:
起源と発展
- 2ちゃんねるの同性愛者向けビデオスレッド説ある同性愛者向けビデオ作品に関するスレッドで、参加者が「微レ存」と投稿した際、別のユーザーが即座に「微粒子レベルで存在している!?」と返答したことがきっかけ。このやり取りが広まり、略語として定着しました。
- 「分子レベルで残留」からの派生別の説では、「分子レベルで残留している…?」という書き込みが変化し、「微粒子レベルで存在している」→「微レ存」と省略されるようになったとされます。
誤解と注意点
- 「微妙に存在」との混同一部で「微妙に存在している」の略と誤解されますが、正しくは「微粒子レベル」が語源です。
- 元ネタの文脈元のスレッドには性的な表現が含まれる可能性があり、詳細を深掘りする際は注意が必要とされています。
その他の関連説
- 日本ペイント社スレッド説2007年に日本ペイント社のスレッドで「微粒子レベルで存在」という表現が使われたとする説もありますが、主要な起源としては2ちゃんねるのビデオスレッドが有力視されています。
現在では「可能性が限りなく低いがゼロではない」という意味で、SNSや日常会話でも広く使われるようになりました。
微レ存の読み方が「びれぞん」と「びれそん」?
「微レ存」の読み方は「びれぞん」と「びれそん」のどちらが正しいのでしょうか?
語源と読み方の根拠
- 本来の語源:「微粒子レベルで存在している」を略した表現で、厳密には「びりゅうしれべるでそんざい」→「びれそん」が語源に近いとされます。
- 「びれぞん」が広まった理由:2017年に人気となったお笑い芸人「ブルゾンちえみ」の語感との類似性から「微レ存ちえみ」というフレーズが流行し、「びれぞん」派が増加しました。
現在の使用状況
- 2ちゃんねる(現5ちゃんねる)での議論:「びれぞん」と「びれそん」のどちらが正しいかについて、過去に議論されましたが結論は出ず、現在も両方が混在しています。
- SNSや若年層の傾向:音の響きが柔らかい「びれぞん」がより広く普及し、特にTwitterなどのプラットフォームで優勢です。
結論
「びれぞん」が事実上の標準となっていますが、語源を重視する場合は「びれそん」も使用可能です。文脈によっては、どちらの読み方でも意味は通じます。
若年層を中心に「びれぞん」読みが定着していますが、ネットコミュニティでは今も「びれそん」派が存在する二重構造があります。
微レ存の意味と使い方
「微レ存」は「微粒子レベルで存在している」の略語で、「可能性が限りなく低いがゼロではない」状況を表現するネットスラングです。
主な特徴と使い方を以下に整理します。
意味
- 0.0001%程度の可能性”や”存在確率が極めて低いが完全否定できない状態”を比喩的に表現。
正しい使い方主に以下の3パターン
- 可能性の表現:“明日の試験で100点取れる可能性は微レ存”
- 数量の表現:同じ服を着ている人が微レ存
- ネタ・自虐表現:アイドルと付き合える可能性が微レ存
使用時のポイント
- 語尾に「…?」を付ける(元ネタの名残)
- 「可能性」「確率」「人数」など数値化できる対象に使用
- ビジネスシーンでの使用は不適切
例文
「微レ存」を使った有名な例文は以下のようなパターンに分類できます:
主要な使用パターン
- 自虐的・現実逃避的な表現:「”アイドルと俺が両思いになれる可能性は微レ存”(現実的には不可能に近いが、心理的な期待を込めた表現)」
- 日常的な低確率の揶揄:「今日のテストで100点取れる可能性は微レ存」「今日、定時で帰れる可能性は微レ存…」
- オカルト/都市伝説系の話題:「ツチノコが存在する可能性は微レ存」「UFO遭遇確率が微レ存」
特徴的な使用例
- 確率論的な比喩:“宝くじ当選確率が微レ存”(統計的な低確率の具体化)
- 人間関係のジョーク:“彼が私を好きな可能性が微レ存(確信)”(皮肉と自嘲を組み合わせた用法)
- ビジネス風刺:“プロジェクト成功の可能性が微レ存(進捗率1%)”(数値化できないリスクの表現)
他の例文
- 限定品が残っている可能性…微レ存(店頭到着5分前)
- 週末の晴天率が微レ存…(降水確率90%の時に使うジョーク)
- “納期までに完成する確率…微レ存(進捗率3%)”
- “単位取得可能性が微レ存(過去問未入手状態)”
- “LINE既読スルーからの返信可能性…微レ存(でも諦めない)”
- “2030年までにタイムマシン実現…微レ存?”
- “あの漫画家の連載再開が微レ存(休載5年目)”
- “#フォロワー増加 の可能性が微レ存(投稿頻度月1回)”
- “突然の億万長者転身…微レ存(宝くじ未購入)”
- “微レ存の可能性に賭ける(確率0.0001%の起業成功談)”
類義語・対義語
類型 | 例 | ニュアンス差 |
---|---|---|
類義語 | ワンチャン | 前向きな期待感を含む |
類義語 | 期待薄 | 消極的なニュアンス |
対義語 | 巨レ存 | 高確率を表現する造語 |
注意点
- 誤用されやすい表現:微妙に存在”と混同されるが、正しくは「微粒子レベル」が語源。
- 元ネタの特性:2ちゃんねるの成人向けスレッド発祥のため、深掘り検索には注意。
注意すべき誤用例
- 文法的に不適切な使用:× “微レ存だから頑張ろう” → 本来は可能性の低さを強調する表現。
- 確率の逆転表現:× “合格確率80%!微レ存だ!” → 「巨レ存」が適切。
誤用を避けるため、「巨レ存」が適切な高確率シチュエーションとの使い分け例も意識して作成しています。
例えば「合格確率80%!→これは巨レ存」のように対比させると、表現の幅が広がります。
まとめ
「微レ存」は、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥のネットスラングで、「微粒子レベルで存在している」の略語です。
可能性が極めて低いがゼロではない状況を表す言葉として、SNSや日常会話で広く使われています。
- 元ネタ:
- 同性愛者向けビデオスレッドでのやり取りが起源。
- 「分子レベルで残留」から派生した説も存在。
- 読み方:
- びれぞん:主流(ブルゾンちえみの影響)。
- びれそん:語源に忠実。
- 意味:
- 「可能性が限りなく低いがゼロではない」状態を表現。
- 使用例:
- “明日の試験で100点取れる可能性は微レ存”
- “LINE既読スルーからの返信可能性…微レ存”
- 注意点:
- 「微妙に存在」との混同に注意。
- 元ネタには成人向けの要素が含まれるため検索時は配慮が必要。
現在では、ジョークや控えめな自己表現として親しまれています。
読み方や使い方を工夫して、日常会話に取り入れてみてはいかがでしょうか?